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ガイア・カフェへようこそ。 日常の喧騒から離れ,ちょっとだけ位相を変えてみませんか。 2010年11月から、8年ぶりにブログに戻ってきました♪この8年の心の旅を折々、綴ってまいります。


by るりら
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電気のない暮らし

ブータンには、電気のない暮らしがまだあり、農家に宿泊させていただけるということで、この旅で最も楽しみにしていたのが、ファームスティでした。案内されたのはティンプーから車で5時間くらいの、ポプジカという場所です。
ポプジカには、世界に5000羽しかいないといわれるオグロヅルが、越冬のためにチベットからヒマラヤを越えて、飛来してきます。
村の人たちは、オグロヅルが電線にひっかかったり、夜が明るくなってオグロヅルの邪魔になることを心配して、あえて電気のない暮らしを選んでいます。

家のまわりには、薪がたくさん積んでありました。料理は、カマドとガスコンロと薪ストーブの併用です。
お風呂は、山からの湧水をひき、木の湯船によく焼いた石を入れるドッツオと呼ばれるものです。
これがサイコーに気持ちいいのです。水はきれいだし、湯加減がちょうど良くて。
外で男の人が石を焼き、小さな小窓から、そっと入れてくれます。湯船にはレモングラスのようなハーブが入っていました。小窓からチラチラと赤い炎が見え、ろうそくの灯りで湯船に浸かっていると、とてつもなく至福感が襲ってきました。

ブータン政府が各家庭に、小さなソーラーパネルを1枚屋根の上につけてくれたおかげで、家の中には小さな裸電球がついています。山奥のポプジカでも携帯電話は使えます。きっと携帯電話の充電もソーラーで行っていることでしょう。

標高が3000メートルくらいのポプジカの朝は遅く、みんなそんなに早起きではありません。
この地は、じゃがいもの生産地でもあり、インドや近隣諸国に出荷しているそうです。ブータンの若い人たちは皆、英語を話します。学校では英語で授業することがメインなのです。なので、コミュニケーションもそんなに大変ではありません。かつては外国人の入国を制限し、また今でも民族衣装を着ることを法で定め、伝統文化を重んじるとともに、言語は開かれたものである、というこのあり方が、この国が今、世界から注目される所以の一つなのかもしれません。

電気のない暮らし、結局自然に寄り添った暮らしであれば、不便さは感じないのですね。電気がないと不便に感じるのは、自然からかけ離れている暮らしをしている証なのだと再認識しました。
そして、貧しいから電気がないのではなく、生きとし生ける命の調和のために、利便さは追及しないブータン人の精神性に、心から感動しました。
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民家の一部がゲストハウスになっています。
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ポプジカの村
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Commented by メーテル at 2009-09-25 21:36 x
鳩山さんが世界にすごい宣言をしましたね。多くは昔の生活に戻ることはできない、と言いますが、もしかしたら、出来ないと思っているだけで、出来る部分もあるかもしれないと思ってきました。ポブジカ村は生活の時間の流れが違いそうですね。同じ人間として生まれ、環境が違うだけで、生きる喜びや感動、社会や家族との関わり方が全く違うのだろうな、と想像します。それにしてもこの風景は素敵すぎます。
Commented by yukari_ta-ra at 2009-09-26 05:50
ポプジカの素晴らしさが伝わって嬉しいです。
私も、鳩山首相の温室ガス25%削減宣言を、どうしたら実現できるのだろうかと一国民として考えています。まずここ数年で劇的に変化したのは、新幹線のぞみなどのダイヤの数です。数分置きの過密ダイヤ。もっと減らしてもいいのではないでしょうか。
それから高層ビルの建設ラッシュ。どちらも相当量の電気が必要です。JRは、地球にやさしい交通機関は電車です、と宣伝してますが、こんなに熱を発するものがたくさんあっていいのかな~。ちょっと多すぎませんか。ちょっとだけ、我慢するとか、ひとりひとりが少し生活を見直す、ことで実現できる目標値だと思うのです。
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by yukari_ta-ra | 2009-09-24 00:02 | | Comments(2)