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ガイア・カフェへようこそ。 日常の喧騒から離れ,ちょっとだけ位相を変えてみませんか。 2010年11月から、8年ぶりにブログに戻ってきました♪この8年の心の旅を折々、綴ってまいります。


by るりら
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チベットとウイグル

昨年、北京オリンピックを前にチベット問題が表面化し、チベットと同じ仏教を源にもつ日本でも、中国とチベットの不条理な関係に異を唱え、チベット問題の解決を願うデモなどが何回も起こりました。

地球交響曲第二番で、ダライ・ラマ法王を亡命先のダラムサラで取材させていただいたのは15年前。そのときに実際にヒマラヤを越えてチベットからダラムサラに亡命してきた子供たちや尼僧に出会い、子供たちの足の指が凍傷で無くなっていたり、命を落とす子供たちもいるという現実を目の当たりにしてから、チベットの問題は他人事ではなくなりました。
この国に、この民族に何が起きたのだろう、といろいろと読み漁りました。

ダライ・ラマという存在を知ったのは、それよりもまたさらにさかのぼり、25歳の時でした。
そのときはチベットという国がどこにあるかも知らず、自分にとっては非現実に過ぎなかったのに、まさかこんなに深くチベットに関わることになるとは、あのときは想像もしていませんから、人生とは本当に何が起きるかわかりません。

ですからチベット問題が表面化したときには、なんとしてでも国際社会に向けてもっとアピールしたいといろいろやりましたが、今個人的には、壁にぶちあたっています。
それはやはりチベット語ができない、ことです。チベット語もできない、チベットの歌も歌えない、チベットの精神性に敬意を持ちながらも、私は実はチベットのこと何も知らないのではないかという思ってしまったのです。
中国の共産党についても、同様です。
その恐ろしさを日本人の私たちは何も知らないのではないか。
安く製品が作れるメリットがあると、日本からもたくさんの企業が中国に進出しましたが、経済効率を追求するあまり、実は私たち日本人は、最も大切な尊い精神性を悪魔に売り渡してしまったのではないか。私たちの子供たちの世代に、負の遺産を知らず知らずに積んでいっているのではないでしょうか。

今、ウイグルが大変な緊張状態になっており、多くの犠牲者も出たとの報道があり、チベット支援団体に中国共産党に対する抗議声明への連名が呼びかけられています。

でもちょっと待ってください。ダライ・ラマ法王は非暴力を貫いています。中国の民主化への運動が起きると、それはチベット人をも流血に巻き込むことになります。犠牲者を出さないため、民族を守るために非暴力を徹底して貫いているのです。しかしウイグルは、イスラム過激派がアルカイダと結託しているのではないかとの情報もあります。ですから、同じ中国内の少数民族の問題とはいえ、ウイグルとチベットは違うと思うのです。
チベットに対して何らかの支援をする場合には、その違いを理解した上で行うことが大切です。

それにしてもチベットが自治を確立する道は、中国の民主化しかない、という人もありますが、チベット人がちゃんとチベットに戻り、平和に暮らせる道は、ほかに本当にもうないのでしょうか。
お釈迦様の教えを実践しながら生きる人々が苦しみから解放される日はいつなのでしょうか。

ダライ・ラマ法王がウイグル情勢について以下の声明を発表しています。

「私は、このウイグルにおける状況の悪化を憂慮するとともに、犠牲となった方に深い悲しみを覚えています。
中国指導者がこの状況に対して、理解の精神と広い視野を持ち、自制し冷静に対応することを強く求めます。
私はこの悲しい事件の犠牲者とそのご家族、そして被害に遭われたすべての方に祈りを捧げます。ダライ・ラマ 」
ダライ・ラマ法王事務所HPより)

今、私にできること。それは真実を知ってもらうということです。
ダライ・ラマ法王を信望しただけで33年間も投獄されたチベット僧のドキュメンタリー映画「雪の下の炎」が渋谷のアップリンクで上映されています。よかったら映画を見てください。そしてチベットの今を感じてくださればありがたいです。
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by yukari_ta-ra | 2009-07-11 22:58 | 今日の想い