2009年 04月 08日
マウイのクジラに会いにゆく
マウイ島を初めて訪れたのは、13年前の2月。そのときは知り合いなどもいなく、訪れてみたものの、天候も悪くてどこにも行けず、ただただ寒い思いをしただけでした。
今回、13年ぶりのハワイ島への旅を考えていた時、私たちのオフィスを訪ねてくれたのが、マウイ島で、マウイしぜんの学校という活動をしているエディさんでした。ガイアシンフォニーを見て、コンタクトしてくれたのです。
そんな出会いから、マウイ島へもまた行けることになりました!
娘は、エディさんという名前がどうしても覚えられず、ついにエビさんになってしまったエディさん。エディさん、ごめんなさい、エビさんと呼ばせていただきます。
エビさんは、海のマスターです。ダイビングのインストラクターを養成指導するかたわら、しぜんの学校でこの島を訪れる人々の、マウイの大自然に触れるお手伝いをしています。で、案内してくださった場所は、ザトウクジラの産みの家!(私が勝手に名付けました)
その海は、ザトウクジラが恋をし、赤ちゃんを産む海だったのです。
マウイ島のなかでも、少し入り江になり、波が穏やかで温かく、外敵も入ってきにくいそのスポットは、出産という一番敏感な時期を過ごすザトウクジラにとって楽園ともいえるスポットです。
そこで、ザトウクジラは毎年2月頃赤ちゃんを産み、夏になるとアラスカへ向かうのです。
13年前、ハワイ島の海岸でたまたま出会ったザトウクジラの母子、その母子の歌うララバイを偶然海で聞いてしまった私は、ずうとそのことが忘れられず、「地球交響曲第六番」でその歌声をとり上げました。
でもそのクジラさんのララバイがまた聞けるとは!
エビさんにカヤックに乗せてもらい、海に漕ぎ出すと、もうまわりはクジラだらけ。海の下にどれだけのクジラが来ていることか。気配がビンビン伝わってきます。たぶん、20頭以上はこの海にいたと思います。
でそっと海に入ると、海の中はラブラブの歌だったり、赤ちゃんの声だったり、いろいろな歌がたくさんたくさん響き渡っているのです。(音の高低から勝手に想像しています!)
以前のハワイ島での体験を上回るほどの歌のハーモニー。
岸に戻りたくなくて、4時間近く海の上にいたように思います。エビさん、感動の出会いを本当にありがとう。
(夏にアラスカ沿岸水路のカヤックの旅を決行するというエビさんです。応援しています)
翌朝は、ウミガメさんと海中散歩。
このキノコ雲、なんだと思います?実はサトウキビ畑を燃やしているのだそうです。
この煙、かなり人体に悪影響を与えるらしく、マウイの環境破壊の最大の原因になっているのだそう。
どうか、これ以上、美しい地球環境を壊さないで!と悲痛な思いに包まれました。
by yukari_ta-ra
| 2009-04-08 05:48
| 旅